第0話 第113回 医師国家試験を終えて
あとで書いたらどこか取り繕ったりしそうだから今書いておくことにします。
端的に言うと、まずい。
医師国家試験は合格率おおよそ90%の試験だ。
時々合格率高すぎ、簡単すぎ、と言われるやつ。
医学部を卒業または卒業を見込まれる者だけが受験資格を有し、それなりに条件が設定されているし、試験施行の目的が純粋な資格試験というわけでもないからその批判はちょっと違うかなって思ってるんだけど、今回はそれはさておき。
受けた人や受けようとしている人にとっては当然のことだと思うけれど、医療系でない友人たちに説明するときいつも言うことになる合格基準が以下の3つである。
1.「禁忌肢」と呼ばれる地雷選択肢を踏んだ数が3つ以下であること。
2.「必修」問題群の正答率が80%以上であること。
3.「一般・臨床」問題群の得点が受験者の概ね上位9割であること。
この3つ目の基準は、全体の合格率が概ね90%になるように1と2を踏まえて調整されている(とされている)。
不適切問題の削除などの調整もあるためか、試験日から正式な合格発表まで1ヶ月以上あり、合否によって4月からの生活が初期研修医とフリーターorニートと大きく変わってしまうからみんな結果が気になるよねってことで、医師国家試験予備校各社が解答速報を出してみんなの解答を入力させて、採点やボーダーの推定を行っている。
で。
僕の話をしよう。
怪しいです。
正直、覚悟するしかない。
調整次第でチャンスあるのではって諦めきれてないけど、これはたぶんポジティブすぎるだけ。
もともと学内でも相当なレベルの劣等生だったし、勉強のモチベーションの維持やらなにやら難渋してたから受験前から怪しいなとは思っていたのだけれど。
解答速報に表示された自分の得点を見たとき、やっぱりダメだったかって。
一応正確なところは厚生労働省の発表までわからないのでただ待つしかないから、もう予想解答がどうとかボーダーがどうとか検索しまくるのは今日以降やめにする。
もし万が一合格もらえてたら、今度こそはちゃんと勉強していい研修医になれるよう頑張ろうと思っているけれど、残念な結果になったらなったで今の自分では当然のことと納得できるからしっかり1年勉強します。
残念な結果になった時にご迷惑をおかけする内定先や両親のことをもう少しはやく思えていればこんな得点にはならなかったのでは、と思わないでもないけれど。
とりあえずは買っただけで使えなかった参考書類を売却していくのと、大学卒業は決まっているから下宿から退去する用意を今日からしていきます。