第8話 お盆休みと近況報告

予備校が自習室も含めて3連休になった。

1日目は部屋の片付けをした。

3月に国浪と研修医の狭間で片付け損なったものをなんとかした。

2日目と3日目は都内某所でやるお祭りに参加した。

大学時代の友人たちと、大学入学前からの友人に会いに行くために。

何年か前までは嬉々として参戦していたお祭りだった気がするのだけれど、もう「卒業」を迎えてしまったぼくはあんまり寄り道できなかった。

残念というべきか、これが成長というものなのか。

大学入学前からの友人はここ数年は年に2回のお祭りで顔合わせるだけで、前回会ったのは国試直前だった。

今日やっと国試浪人したよってご報告できたので、満足。

次会うときは医者になっててねって言ってくれたのでがんばろうって思えた。

 

勉強は午前中に前期講座のノートをじっくり読み返したくらいしかしてない。

一応1週間くらい授業自体お休みだからその間に前期の復習をするのだ。

休み明けすぐテストだからそれの勉強もする。

ついでに112回を解かなければいけない。

ぼくのいる予備校では毎月チューター面談があって、学生ごとに別のノルマが課されるんだけど、ぼくはそういうことになっている。

結構きつい気がしてきた。

 

 

模試の1回目が終わって、113回でも自分は足りていた必修は期待通りの水準に達していたんだけど、一般臨床がやっぱりあんまり芳しくない。

現役生と比べて浪人生は公衆衛生もマイナーも一通りやってるんだから先行して逃げ切ろうね、というのはよく言われているけど、先行できてる要素はあんまりなかった。

ただ、去年よりはだいぶというか見違えるようによくなってるからがんばっていこうとは思う。

 

去年は演習量がぜんぜん足りなかったからなるべく問題を解くようにしているのだけれど、それはそれで答え覚えちゃってるからできるみたいなのもけっこうあって。

実際の国試でプール問題なんてあっても数問だから、過去問丸覚えには何の意味もないし、悩ましい。

今のところは答え覚えてようが覚えていまいが、この所見はなにとか、こういう理由でこの選択肢を選ぶんだとかしっかり考えていくようにしている。

まぁいつもできてるわけじゃないけど、そういう心がけ。

 

明日からまた予備校の自習室に通う。

お祭りで散財したし、マッチングも近いし、勉強するしかない。

勉強の余力はまだけっこうあるの、担当の先生にも見抜かれちゃったし。

少しずつシフトアップして詰めていかなきゃな、と思う。