第2.1話 113回国試の反省会part2

 

notbotchi3.hatenablog.com

 の続きです。

 

総括の前にもう少し試験直前・試験中の話を。

 

②スケジュール(直前期)

テコムのラストVは本番5日前の2/4(月)から60分講義が1日1つずつ公開されて、各科の要点や予想問題を教えてくれる。試験前日の2/8(金)だけはマイナー科180分。これは配信も生講義もどっちもあるみたい。試験1日目の夜には1日目の出題を踏まえた2日目の予想講座も配信される。

 

なんで最後までテコムと決めていたかというと、それまでの勉強でなんとかテコム(MTM先生というべきかも?)が教える問題の解き方を何とか身につけた(はず)だから、

直前期にMECのKSR先生の教え方を急に取り入れるのはリスクかもしれないと判断したから。

 KSR先生の講義1度くらいは受けてみてもよかったかなって今は思うけど、当時はそれはそれで間違ってなかったのかな、とか。

 

で、直前期は1日1つのラストV以外の時間は直前期講座(前回はこうとしか言ってなかったけどTARGETってやつ)をひたすら解く、足りない知識を書き殴る、の繰り返し。

やってもやっても覚えてないことがたくさんあるし、この期に及んで初めて知ったんだけど!みたいなのがどんどん出てきて不安も募るし。

 

国試前日、ぼくは試験会場近くのホテルを取っていた。

直前期講座の教科書(画像集入れて4冊)をリュックに入れてホテルへ。

重い。重すぎる。

画像集は諦めた。それでも分厚いの3冊+ラストV1冊はとても重い。

なのに結局ぜんぜん見なかった。ていうかそんな時間もなかったし、何か見ててもそわそわして頭入らないし。

会場でもラストVを少し確認しただけで直前期講座の方は自分で書き足した公式を見たくらい。

これは来年への教訓だけど、最後に自分が頼れるノートを1冊くらいに絞っておいて、それだけ持ってけばお守りになる、くらいにしておくのがいいなって思った。

ただ腰と肩が痛くなるだけっぽい。

 

③国試当日

いろんなとこで寝るのは旅好きなおかげでで慣れていたからぐっすりと眠れたので睡眠はばっちり。朝ご飯もホテルのビュッフェで食いまくっておなかもOK。

いろんな知識の抜けとかたくさんあったけど、part1でちょっと触れたどれだけ追試を受けてもなんとか潜り抜けてきた自分の運と、111回国試はできたって自信(ただの誤解)を胸に、奇跡を信じる気持ちが強かった。

実は大学受験も医学部無理でしょみたいに高校では言われ続けてたのに最終的に現役で入ってたから「自分には秘めた力があるのだよふっふっふ」みたいなのもあった。

「最後のFブロックまで諦めなければ、きっと奇跡は起きるはず」って信じることにした。

 

解いてる時の感触も悪くはなかった。

わからない問題ももちろんあったけど、自分が正答を選べたって信じないとメンタルもたないのもわかってたから良く考えるようにしていたのもあるからかも。

A問題が終わったあと、前の人が隣の人と答え合わせを始めた。正直だいぶむかついた。

個人的には答え合わせして一喜一憂してももう自分の答え変えられないんだからするなよ、みたいな思いが強くって。まあこれは考え方の相違だから仕方なくぼくは外の空気を吸いに行った。

 

もちろん1日目の夜、自己採点はしなかった。

もしダメだったら帰りたくなっちゃうから。2日目も元気に受けに行くんだって決めていたから。

どのブロックがどうだった、とかいう話はしないようにします。

正直あんまり思い出したくないし、もう忘れかけてる。

実際には点数取れてなかったのは事実だし、復習はちゃんと近いうちに必ずするから、それまで許して。思い出させないで。

 

2日目の朝、昨日答え合わせをしていた前の人はめちゃめちゃ笑顔だった。隣の人に「〇〇%取れてたわ」とか言ってた。むかついた。

ちなみにその人はちゃんと受かってた。おめでとう。いい医者になってくれ。

それでもぼくはちゃんとFブロックまで解き切って、マークミスだけはしないように何度も何度も確かめた。

でもたぶん心はだいぶ限界だったっぽくて、試験中の余った時間に問題用紙の余白は謎ポエムで埋まっていってた。

研修医になった自分宛ての手紙とかも書いてた。めっちゃ恥ずかしいから誰にも見られないようにはやく国試受かって処分したい。

落ちる自分を想像するのを避けてたのかな、と思う。

でもやっぱり危ないかなぁ、でもなんだかんだ言って受かるんだろうなぁ、とか思いつつ帰宅した。

それまでの人生なんだかんだいってなんとかなってきちゃったから、今回もそうなると信じていたんだ。

 

 

④生活と勉強のスタイル

今までの流れで一気に結果の振り返りまで行こうかと思ったけど、一度反省点の多い自分の勉強スタイルについて。

問題の解き方は②スケジュールのとこで思い起こしたから生活習慣とか勉強会について書く。

ぼくは大学4年の終わりから1人暮らしを始めた。

学校内ではよく話す人はいたけど勉強会をするような仲間はいなくって。

学校も特に勉強会をできるスペースを提供したりとかそういうこともなかったし。

そもそも自分があまりに出遅れていたから、人と一緒にやると差を感じて苦痛だったのもある。だから実習の休み時間はあんまり勉強やってない人とばかり勉強の進捗を話すようになっていた。

ちなみにぼくはその時間が一番好きだった。友人たちよ、ありがとう。

でもたぶん根本的に勉強は1人でやりたいタイプだったのが一番強いかな。

まあとにかく勉強会はしなかった。でも周りの1人でやってた人もちゃんと受かってるからそれ自体は悪いことじゃないと思う。

勉強会した方が効率よかったりはするかもだけど、それはたぶん人による。

たぶん本当に問題だったのは、勉強会どころか実習が終わって以降ほとんど誰とも会わずに引きこもってたことだと思う。

そして完全に昼夜が逆転していた。

だいたい朝7時から8時ごろ寝て、夕方日が落ちる頃に起きる生活。

たまに夜更かし?して昼の12時ごろに寝るみたいな。

自ずと大学図書館という1人で勉強するタイプの友人たちがいる場所からも足が遠のいて、ぼくは自分の部屋でひたすら勉強していた。

1週間の会話が家の近くのファミマの店員さんとだけだったこともあった。

あとはtwitterのフォロワーさんとのやりとり。

 

 

 ⑤結果

まあここまでだらだらと書いてきた、受かる気あるようには見えないのにぼくだけは合格を信じていた結果は、不合格。

世の中そんなに甘くなかった。

点数は自己採点-問題削除による1点減点。マークミスはなかったらしい。

得点は必修は基準の80%をちょっと超えてて、一般臨床が基準70.6%に対して66.9%。

禁忌は1問踏んでた。

どの問題がとか、どの分野がどうとかそういうのは今は置いといて、全体的な勉強法と生活に関する反省と今年は改善すべき点をまとめていこう。

 

と思ったんだけど長くなってきたから反省会のまとめは次にする。

前回の最後、嘘ついちゃったね、ごめんなさい。

明日で一応ぼくの中で大学生活がちゃんと終わるって感じだからできれば明日中には書きたい。

あさってからしっかり切り替えて、浪人生がんばって行こう、と。